ドラゴンズファン12年生

●野球に無縁→パートナーの影響でいつの間にかドラゴンズファンへ…東京からドラゴンズな日々を綴ります

GMとは何ぞや〜今更映画「マネーボール」見ました

雨の休日ということで、前々から見ようと思っていた「マネーボール」をブルーレイで鑑賞しました。

物凄くネタバレしていますので、未見の方はご注意くださいませ。




粗筋は知っていたのですが面白く見られました。しかし、これ野球に興味ない人が見たら地味な映画かもしれませんね。私はとても興味深かったです。

野球の試合シーンやデータの解析シーンがもつもっとあるかと思いきや、ブラッドピッド演じるビリーのGMの現場介入(笑)シーンやトレードに頭を悩ますシーンが多くありましたね。
こんなに直接指示しちゃうの?みたいな。しかもそれからチームの調子が良くなっていくんですから。



球場で試合は見ないビリーについて、何故問うた時。


「クビにしづらいからか」


旦那さんと2人で「落合か!」と突っ込みながら見ていました笑
まぁ、それはさておき。


スカウトに熱望されながら高卒でメジャーに足を踏み入れたのに、全く目が出なかった自分に対する後悔。
熱くてキレやすい変わり者GMかと思いきや心の奥底では強い決意と勝ちへの執念を誰よりも燃やす男のドラマ。


「結果はどうあれ、信じていることをやる。誰に説明が必要なんだ」


見ていて引き込まれました。
いやぁ、これでこんな風に結果が出れば万々歳ですよ!と思いながら。そうそう上手くは現実いかないよ〜と言いたいですがこれがほぼ実話だっていうのですから驚きます。

アスレチックスの20連勝っていうのはかなり有名な話なんでしょうか。私は知らなかったので感嘆です。

しかし!ブルーレイジャケットの推薦コメントに『奇跡の20連勝!云々』って書いてあったのはガッカリでした…そこは伏せとこうよ鳥越さん!本編見る前に視界に入っちゃってました涙。




「お前と話していると、野球への情熱を思い出すよ」

みたいな台詞の後のブラピの『フンフンっ』みたいな動きにクスッとなってしまいました。野球、大好きなのね。


今でこそデータを集めて分析して、っていうのは当たり前でしょうが、取り入れた当初は反発も多かったんでしょうね。
冒頭の方での印象論で語ってばかりの不毛な会議を見てここからの改革は大変だわ…と思った次第。


連勝記録のかかった試合で、代打に出た出塁率だけは良い選手が1発撃ったシーンは感動的でもあり、データだけでもやっぱりダメ…というか何があるのか分からない、それが野球の魅力だよね。と再認識させられました。


さてさて、ドラゴンズのGMはどうなるのやら。優秀な参謀はいるのかどうか。不毛な会議してないかしら。

などと考えながらドーム戦を横目で眺め始めた休日の午後です。

シーズンオフにはもっと映画を見たいところです。