迷った末、バンクーバーの朝日を見てきました。
野球の映画の話です。
ちなみに、もう一本「KANO1931 海のむこうの甲子園」も
気になるんですが近所ではやっていない。
なんとか見たいところです。
昨日は旦那がたまにはのんびりしてきたら?
と休日をくれまして子どもをお願いいsて映画鑑賞をしてきたのでした。
で、肝心のバンクーバーの朝日ですけど。
地味ぃ~~~~~~!!!
でも良い作品でした。
ヤフー映画などでは結構ボロボロに言われてたりもしますけど
感動を過度に期待しすぎた結果でしょう。
デートムービーには向きません。
淡々と語られるので盛り上がりに勿論欠けるんですが
かつてこんな野球チームがあったんだ、ということを知ることが出来て
しみじみとした次第。
苦しい中、それぞれ背負うものがありそれでも野球をやる。
それが、カナダの日本人街で働く人たちの希望になっていく姿に
感銘を受けました。あくまでじんわりと。
描こうと思えばいくらでも感動に持っていけた筈ですが
変にそうしないのがキレイごとで終わらない話の重みを伝えてくれました。
石井監督は「川の底からこんにちは」ぶりでしたが
大作になっても“当てに行く”感が出過ぎて無くて良かったです。
ただ、もうちょっと…あと1割くらい感動に寄せてくれても?と個人的には思います。
そしたら口コミが好意的になってもっと多くの人が見てくれそうなもんだけど。
野球に関する映画が大ヒットしたら嬉しいじゃない…。。。
そんなに、野球野球ではなくて日本人への差別、親子の葛藤、戦争の痛み、
色んな背景があってこその野球ってことでスポーツ主体ではなく普遍的なドラマに仕上がっています。
旦那は別日に見てたんですが脚本家(奥寺佐渡子さんです)は
野球知らないんじゃない?と思ったそう。
その辺は私はあまり感じなかったのですが、野球シーンはそこまで多くありませんね。
凄く良かったのは高畑充希の
「 Take Me Out To The Ball Game」のところ。これはヤラれました。
レジー(妻夫木)とロイ(亀梨)の2人のシーン
「なんでもやるから」
と別れのシーンは胸に迫るものがありました。
そうそう、エンディングに余韻を壊す歌が無かったのも良かったです。
さてここからはストーリーとは離れますが
まぁーーーー画が暗い。リアリティはわかるけど暗くて疲れちゃう!
冒頭ずっと暗くて、野球シーズンが来てからの晴天のグラウンドの明るい画面で
晴れやかになったのですがその後も容赦なく黒い画面は続きます。
あと、亀梨君の顔立ちのせいだとおもうけど顔の汚しが似合わなくて
ちょっとメイクが浮いちゃってたなぁ…。
孤高な雰囲気と投げっぷりは良かったですよ。
他のキャストも野球経験者は多いのですが主演の妻夫木君はナシだそうで。
まぁ、それはどうにか上手く撮ってはいたんですが走る姿がイタダケナイ!
う~ん、やっぱりスポーツが出てくるとそういうところで冷めちゃうと
勿体ないですね。
それから、宮崎あおいとユースケサンタマリアは
もっと無名なキャストでも良いかなと感じました。
彼らに言わせなきゃ印象に残らないようなセリフならなくても良いし。
実際はストーリーには絡まないけど必要な部分とは思うのだけど…
妙に気になりました。
さて、暇を見つけてちょいちょいDVDなどで野球モノでもかじっていこうかなという
緩い決意を込めて映画レビュー的なカテゴリを作っておきました。
果たして次回やいかに・・・。