ドラゴンズファン12年生

●野球に無縁→パートナーの影響でいつの間にかドラゴンズファンへ…東京からドラゴンズな日々を綴ります

東京在住ドラゴンズファンが調べた、ドラゴンズ歴代ドラフト一位出身地一覧

オリックス戦で鈴木博志が好投しましたね。もう、なんかしみじみしてしまいました。

色々と調べものがあった際に、ドラフト一位の出身地についてまとめる機会があったので、結果をUPしてみます。

 

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 ドラゴンズの2021年ドラフトの一位はブライト健太。最終の球歴こそ群馬県の上部大学だが、地元は東京都足立区。もしかして、東京出身者がドラゴンズの一位指名されたのは珍しい?と調べると、歴代ドラゴンズのドラ一で東京出身者はブライト健太が初だった!

歴代ドラ一の出身地で、最も多い都道府県は当然地元愛知。結果は以下の通り。

ドラゴンズ歴代ドラフト一位出身地


第1回(1965年)~57回(2021年)まで    全61名。
※第二次ドラフト、高校生・大卒社会人に分かれていた時もあり。

 

東海三県が多いかと思いきや、三重(1人)と岐阜(2人)はそこまで多くない。

ドラ一位出身者が0人の都道府県(道&県)は27。こうしてみると「〇〇出身ドラ1は初」と言えるところはまだ多い。高校での野球留学や、大学は全国各地に進学する事もよくあるし、出身地よりも最終球歴の印象が強いこともあるだろう。

なのに「東京出身は初」と、つい言いたくなるのは私自身が東京出身で、足立区も擁する東東京在住だから。遠く離れたチームを応援する身としては、「名古屋で活躍してきてね」とブライト健太に親しみが湧くもの。


ちなみに、実家は東東京ではなく西東京で八王子。八王子には正直東京都感は無く、固定電話がメインだった頃は03の市外局番に憧れた。東京ならジャイアンツとスワローズがある。が、この4月に帰省した際、八王子駅周辺で目ついたスポーツチームの看板は、日野レッドドルフィンズ(日野駅に本社がある日野自動車のラグビー部。八王子から2つ東京方面に進んだ駅が、日野駅)のみ。野球色は感じられなかった。

ドラ一以外、現役選手の東京都出身者は3人
・三ツ俣大樹(東京都葛飾区出身    葛飾区修徳高校ー2010ドラ2    ※オリックスー中日)
・近藤廉(東京都板橋区出身    豊島区豊南高校ー札幌学院大学ー2020育成ドラ1ー支配下)
・石川翔(東京都板橋区出身    栃木県青藍泰斗高ー2017年ドラ2    ※2022シーズンは育成契約)
現役選手も東京都出身は少ないが、やはり応援したくなる。

ドラ1なのに、一軍出場のない選手
各々の出身地は主に85年史のムック本(2021年発売)で確認。一軍の試合に出場した選手は、出身地を含む詳細プロフィールの記載がある。ただ、二人の選手がドラ一にも関わらず一軍出場がなく、出身地を特定出来なかった。
東京出身ドラ1がいるかを探す、というところからは逸れるが、特定出来ない2人の出身地と、なぜ1軍が叶わなかったのかを追ってみる。

樋口龍美(2004年)
BBMカードにて出身地=福岡の記載あり。
ドラ一としては、史上最高齢の28歳6ヶ月で入団。即戦力として期待されたが、ルーキーイヤーに腰を痛めて活躍できず。原因のヘルニア手術をするも完治せず、3年目のオフに戦力外。
昨年まで2軍サブマネージャーだった様子だが、今年の所属は不明。


氏家雅之(1970年)
ドラフト当時の新聞に愛知県の自宅の住所記載あり。
大府高校出身。新聞には「一位氏名の本格派投手」の見出しがある。駒大のテストを受けたり、新日鉄名古屋からの誘いもあり迷ったようだ。プロは2、3試合しか見ていないとあるが、最終的に入団を決める。

 


「入ってしまえば同じ」と言われるものの、チャンスは多いであろうドラ一。
根尾や周平もドラゴンズの確固たる存在になってほしいもの。一軍デビューまで3年を要し、なんとか生き残っている岡田、いまだもがいている鈴木博志や福谷、ファンに愛され続ける堂上。Wエースとなった大野、柳。本当は投手三本柱と言いたい小笠原。活躍目覚ましい髙橋宏斗や石川昂弥のように、今季成績を残しそうな選手もいる。

外野争いの厳しい枠の中に、ブライト健太はいつ割り込んでくるだろうか。
勿論、毎年地元の選手は上位指名するだろう。その上で、必要な戦力をどのように決めるのか。聖域のない起用をしている立浪監督のドラフトがどうなるかを、そして東京出身ブライト健太の凱旋を東京のドラゴンズファンとして楽しみに待ちたい。

 

 

 

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今、ネットで検索できる限りの情報でも、地元出身かな?と予想はつくのですが、もう少し詳しく知りたくて。野球殿堂博物館の図書室で、過去の新聞や週ベのコピーを確認したのですが、思うところがあって引用は控えます。っても、図書室行けば見られるものですしそのうち、週ベのデジ放題にUPされたりするかもしれませんが。

 

月並みな表現ではありますが、こうして、脈々と続く歴史の上に今があるということに、改めて感謝です。

 

参考
中日ドラゴンズ85年史: B・Bムック (B・B MOOK 1529)
報知新聞    1970年    11月14日

※日野レッドドルフィンズ
JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(リーグワン)公式サイト