ドラゴンズファン九年生

●野球に無縁→パートナーの影響でいつの間にかドラゴンズファンへ…東京からドラゴンズな日々を綴ります

木下雄介の復活を待っている

一週間くらい前に息子と話していた。
「マルティネスの調子が上がるまで、抑え誰だと思う?」
「ヒロシかねー(鈴木博志)」と私。
息子は「きのゆう!」
「おー、木下雄介とはいいとこ付いてくるな」と夫も頷く。今年は飛躍しそうな年だと思っていた。

藤川球児さんが「自分のストレートに一番近いボールを投げる。12球団ナンバーワンのリリーフになれる」と語ったり、面識のない楽天の田中に積極的に質問したり、と話題になることも増えていた。真っすぐがバシバシ決まる姿を頼もしく感じていた。

オープン戦の成績は6試合で投げて防御率0.00。
負け試合や大差の勝ち試合での登板が多かったが、2対1で楽天に勝った日にも登板しておりセーブも1。
オープン戦の最終日も勝ち試合での登板だった。


8回、一人目の清水をゴロで打ち取る。二人目の平沼を三球三振。次の浅間に4球目を投じたあとでしゃがみこんで動かない。左手で右肩の付け根を掴んでいる。ベンチからすぐに与田監督が駆けつけた。スタッフも身体を支えながら立とうとしたが無理だった。
武田が「担架を、」というジェスチャーをする。腕を一切動かせない様子で横になることも出来ず、担架に座ったままベンチへ下がっていった。解説も「もうこの映像流さなくてもいいですよね…」と言うほど、あまりにも痛々しい姿だった(ちなみに、DAZNではもうこの~…というこの言葉はカットされている)。
試合後のニュースで脱臼だと判った。

TwitterやLINEに飛び交うメッセージ。
過去に脱臼した選手を教えてもらった。森慎二さんという方だ。手記には
「腕がポロンと落ちるんじゃないかと感じたので、本能的に左手で右腕を支えました。」とある。あ、似ている…と不安になる。

木下雄介はドラゴンズファンなら知るところは多いと思うが、とにかく、紆余曲折あった人なのだ。プライベートでも大切な人を失うことがあった。 昨シーズンもケガで出遅れていた。キャンプは一軍で迎えるも左足をケガして3月に手術。それでもリハビリを経て8月に一軍に復帰登板、10月にはプロ初セーブ。徐々に階段を上がり2021年も1軍スタート。これから、という時だったのにどうして。

夫が夜録画を見るときに、もう一度映像を見た。時折肩を上げ下げして、気にしているようではあった。見返せばそう気づくけど、リアルタイムで見ていた時はまさか、あんなことになるなんて、だ。オープン戦最終日の勝ち試合に登板して「ちょっと肩に違和感が」とは、やっぱり言えない…のだろうな。ポジションを今正に勝ち取らん、という時だったもの。

悔しい気持ちの中、最初に本人の言葉を確認出来たのは、ニュークレープというトリオに属するナターシャという芸人さんのTwitterだった。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

その日の内に、このメッセージが読めて少しだけ安心した。

3/24にはラジオ「ドラ魂キング」に木下本人がメッセージを寄せている。

(rdikoの、かなり終盤で読み上げられている)

「怪我をした日曜日中に右肩脱臼。肩は、はめて頂きました。

脱臼自体、自分は初めてでこんなに痛いとは思わなかったです。
翌日映像を見て、自分でも衝撃映像でした。
ただ、乗り越えられない試練はないと思うので乗り越えてみせます。
ピッチャーにとっての脱臼はこれまでは復帰は厳しいと言われていますけれど
自分が第一号になります。」

 

力強い言葉。

この日の番組への募集テーマは「応援しています」だった。一番多かったのは、木下への応援だったという。

その後も、本人のインスタグラムでも。
「この顔がまたドームに現れるまであと〇日?
左手は元気なんでこれから投稿増えるかも」

 



メッセージと共に、やけに勇ましい選手名鑑の顔写真が添えられていた。


木下が降板した回の残りはヒロシが投げて、最後は祖父江が締めた。今日からもクローザーは祖父江で行く方針のようだ。「大福丸の他にもう一つ勝ちパターンを作りたい」と与田監督は語っていたし、木下もその中にきっと入っていただろう。谷元、又吉、岡田。(福は少し心配だが)中継ぎの層が、厚く安定してきたのは嬉しい。けれど…。
試合の結果自体は、ボロボロの前日から一転。小笠原は6回1失点、球数が多くなることもなく。福留の何とも格好良い代打ホームラン、大島もしれっと一発。根尾も調子を上げている。
何があるかは始まるまで分からない。始まってからも分からない。そんなことを考えたオープン戦の最終日だった。

 

 

実際問題、木下が復活するまでは長い時間がかかるだろう。本人が語る言葉以上の心の内は計り知れない。けれど、ファンには前向きな姿勢を見せてくれた。ならば、信じていよう。

木下雄介が復帰する時を待ちながら、今年もドラゴンズを応援していく。
開幕は間もなく。