試合には負けてしまったけれど胸に迫るものがあった。
ガルシアの立ち上がりが怪しい方だったからう~ん、と思ったけれど今季これだけ活躍してくれたから、お疲れ様、だ。
正直、野本には思い入れがあまり無いのですが。ひとりの野球選手の引退、それもドラゴンの。やはり涙が出るものです。例え一軍で姿を見かけなくたって10年プロの世界に居るって…すごいこと。藤浪を捉えたようなファールの後の、一塁までヘッドスライディング。そんな泥臭い終わりも格好いい。
CM明けの浅尾は既に涙ぐんでいて。森さんがマウンドにいたからだと。そして、後を継いだのは「浅尾にかわりまして、岩瀬」。
当時私は知らなかった、最強だったと言われるそのシチュエーションを。少しだけでも垣間見れたようで嬉しかった。その頃を知る人たちの嬉しさの気持ちの比ではないだろうけど。
セレモニーでの野本の真っ直ぐにコレを言いたい!というようなスピーチにも。丁寧に、今日の登板をも思い返しながら言葉を繋ぐ浅尾のスピーチにも涙した。いい人過ぎるでしょ…。中谷くんにもお礼をお伝え下さい、なんて。阪神ファンにも浅尾のボードを掲げていた人たちもいたし。本当に愛されていた(強さをイヤってほど認めていたからこその)んだと、改めて思い知った。
藤浪はヒーローインタビューがなくてゴメン、というほどに結果を出していた。敵ながら痛々しいと心配になるような藤浪の姿はなかった(さて、浜ちゃんは今どうしてるか)。
そういえば後藤武敏の引退セレモニーを現地で見ていたけれど、松坂は最後まで残っていた(特別だったとは思うけど)。
そこに関してドラ番記者のちょっと気になるなコラムがありました。私の読解力不足なのかもしれませんが、1日だけ、30分待つのってそんなに大変なのだろうか。すぐに移動したりアイシングしたりとか、試合後のトレーニング、ミーティングとか(?)あるのに…ってことでしょうかね。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/draban/20180923/index.html
ドラ番記者:中日スポーツ(CHUNICHI Web)
その他のセレモニーを(今年に限らず歴代の)あまり見ていないので比べづらいですが、ちょっと寂しいな…と違和感を感じました。(早めに渡す暗黙のお約束みたいなものがあるのか?そもそも相手チームが出てくるパターンの方が珍しいのか?)
野本と浅尾のセレモニーに阪神サイドが居なかったのは全然問題ないし、過密日程への気遣いなのかもしれませんね。何にせよこの時期はCS争い、優勝争い、引退試合、と目まぐるしい時期だということで。明日からは第一次戦力外通告が始まるし…来季に向けて今からもう始まっている。
今日の試合中止は納得な、雨風の音が凄い夜です。
残りあと二つ。
どんな試合を見せてくれるのか静かに待ちたいです。